カウンセル通信 第18回 ~ため息を、はなうたに~
今月のテーマ|両立支援は“制度”だけで解決するのか
働き方視点|“両立できる人”だけが頑張る社会でいいのか 3/3
カウンセラー×コンサルのカウンセル中嶋美雪です。
前回は、働く側の視点から、仕事も家庭も大切にしたいからこそ感じる「両立の難しさ」について考えてきました。
今回は、仕事と家庭の両立を、個人と会社のどちらか一方だけの問題にしないためにできることについて考えてみたいと思います。
両立について調べてみると、働き方そのものにも考えたいことがありました。
両立できるかどうかは、本人の努力だけでは決まらない。
頑張れる人に、仕事の負担が集中することがある。
育児や介護について、管理職も社員も知る機会をつくる。
制度をつくるだけでなく、使える職場の雰囲気をつくる。
個人だけでなく、組織の働き方そのものを見直す。
その中でも今回は、「両立を個人の頑張りだけにしない」ということについて考えてみたいと思います。
同じように仕事と家庭を両立していても、置かれている状況は人によって違います。
家族に協力してもらえる人もいれば、一人で担っている人もいる。
職場で仕事を調整できる人もいれば、難しい人もいる。
それを「できる人」「できない人」と分けてしまうと、その人が置かれている状況が見えなくなってしまうかもしれません。
一方、誰かが仕事を減らせば、その分を周りの人が担うこともあります。
両立する人だけでなく、支える側にも無理が続けば、どこかに負担が偏ってしまいます。
だからこそ、誰かの頑張りに頼るのではなく、仕事の分担や情報共有、相談の仕方などを職場全体で考えていく。
「誰かに何かあっても働き続けられる職場」という視点で考えることが、両立支援につながるのではないでしょうか。
ひとつとして同じことはないので、あなたにとってのピッタリを見つけるお手伝いができそうであれば、ご予約からご相談ください。
来月は、「休職・復職・退職」をテーマに、働き続けることや立ち止まることについて一緒に考えていきたいと思います。
皆さんの職場では、誰か一人の頑張りに頼っている仕事はありませんか。
取り上げてほしいテーマや感じていることなど、ぜひコメント欄で教えてください。

